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グラブ対談~後編~ベースボールストライクコラム

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ミズノ提供

坂本勇人選手と宮本慎也選手のグラブ対談~後編~
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こんにちは!

いつもコラムをお読みくださいましてありがとうございます!

 

前回、坂本選手と宮本選手のグラブ談義のご紹介をさせていただきました。

 

前編を読んでいなかった方はこちら

グラブ対談~前編~ベースボールストライクコラム

 

 

その時は、

「坂本選手がイニング間でグラブを冷凍庫に入れるのはなぜ?」

「坂本選手がグラブを選ぶ時の基準」

「グラブの型は人それぞれ」

といった内容でコラムを書きました。

 

この記事の内容は、
2021年3月にミズノベースボールチャンネルというYouTubeで公開されていますので、
すでにご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

とてもいい動画ですので、まだ観たことのない方はご覧になってみてくださいね!

 

さて、今回は、グラブの選び方についてです!

 

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グラブで外せない条件
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宮本選手や坂本選手の対談の中でおっしゃっていたのは、

 

親指の芯がしっかりしていてほしい。親指の芯が柔らかいのは使えない。

 

フィーリング・捕球した瞬間のグラブの収まり。ボールがここにあるという感覚

 

を重視しているポイントだと挙げていました。

 

なんか、その2つをクリアしていればいいのなら、
プロならたくさん出会えそうな気がしますが、
なんとたくさん提供されていそうな坂本選手でさえも10年間で2つしかない、と言っていました。

 

完全に「これだ!!!」と思えるものには、そう簡単には出会えないのですね。

 

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グラブに対してのこだわりは変わる
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坂本選手はアマチュア時代、柔らかいグラブじゃないと嫌だったようです。

プロに入って最初の方も。

 

しかし、宮本選手のグラブを触らせてもらったときに、

「お、これいいな」と思って、

それから硬くしていったようです。

 

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昔の人は型付けが上手
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今の40代以上の方は型を付けるのが上手な人が多いようです。

 

これは時代背景によると思いますが、

その時代のグラブはどれもこれも硬くって、ほんっとうにガッチガチでした。

 

私がゼットにいてグラブを作っていた頃、よく小売店の方に

「ゼットさんのグラブは良すぎて、硬すぎる。だから売れないんだわ」

と言われたことがありました。

 

その頃、ちょうどスラッガーのような柔らかいグラブが大流行していて、
柔らかいグラブがどんどん売れていました。

その柔らかいグラブを、さらに専門店の方が加工してくれる。
そんな時代に変わっていくところでした。

 

そうなる前の、宮本選手や立浪選手などのような方々は、

「グラブは硬いのが当たり前」の時代でしたから、

「自分で型を付けるのが当たり前」だったようなんです。

 

だから型を付けるのが上手になっていったのでしょうね。

 

あなたのチームの監督やコーチにも、

型を付けるのが上手な方はいらっしゃるのではないでしょうか?

 

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グラブ工場
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「グラブ工場は絶対に行った方がいい!!」

そう宮本選手は言っています。

 

 

今はYouTubeなどで、工場の様子が見れたりするかもしれませんが、

それを見ると

 

どれだけの人が、1つのグラブを作るために携わっているのか

 

これがわかると本当に感動するよ!と言ってくれています。

 

 

宮本選手!

わかってくれますか~~!!

 

 

 

私の父(スポーツショップ古内の創業者)も、グラブ工場に行ったときに

「グラブ工場はすごい!見学すると、これなら5万円でも安い!と感じるぞ」

と興奮して教えてくれました。

 

父がそう言っていたのは20年ほど前の話ですから、
その当時は硬式グラブでも一番高いクラスで4万円代の価格でした。

 

それだけ、大きな価値のある品物だと思ったのでしょうね。

 

 

 

 

 

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グラブの好みは人それぞれで

全員共通の正解というのはない

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宮本選手は

「オーダーして、「あ、これちょっと違うな」となった時には取り返しがつかない」

ということを心配しています。

 

「家計の問題もあると思うので、色んな所に行ってグラブをはめて試してほしい」

「色んなグラブをはめて、これいいなとなったものがいいグラブ、自分の使いやすいグラブに当たると思う」

と言ってらっしゃいます。

 

オーダーする人が多くなって、
市販されているグラブが少なくなっている時代なので、
その問題はどんどん大きくなってきています。

 

グラブを買ううえで宮本選手は

「お父さん、お母さんが頑張って働いて、稼いだお金でグラブを買ってもらっているのだから、
それはすごく大事に、極端に言うと命の次に大事と思うくらいに大事にしよう」

と言っていました。

 

まったくもってその通りですねぇ。

 

ぜひともグラブを

「命の次に大事にしているんだ」

と思っていただきたいです。

 

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自分にとってグラブとは
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宮本選手

「いつまでも浪漫のあるもの」

 

「スポーツショップ行ったときもそうなんですけど、

一番先にグラブを見てしまう。

多分これは60歳になっても70歳になってもそうなんじゃないかと思って書きました」

 

 

 

坂本選手

「相棒」

 

「試合中に守備についていると、頼むぞってグラブに対しても思います。

一緒にグラウンドの中で戦う体の一部でもあるので「相棒」と書きました」

 

 

 

さぁ、

「あなたにとってグラブとは何でしょうか?」

とインタビューされたら、

 

あなたはなんて答えますか?

 

 

 

 

今回のコラムはいかがでしたか?

 

売ってる立場の私が言うのは当たり前に聞こえるかもしれませんが、

やはりグラブはロマンなんです。

 

この工芸品。

 

色んな職人さんが携わってくれて、

さらにその前には、革自体を加工するタンナーと呼ばれる方がいて

さらにその前には、牛さんを育てる方がいて

 

ひとつのグラブが出来上がるまでの工程をず~っと追っていくと

とっても愛着が湧いていくのではないかと思います。

 

最後にもう一度

 

「あなたにとってグラブとは、何ですか?」

 

是非、ミズノベースボールチャンネルをチェックしてみてくださいね!