ZETT 硬式木製バット
プロステイタス
北米産ハードメイプル製
2010年代後半以降、主にプロの名手たちの守備を支え続ける内野手用グラブが注目されることが多いZETTだが、野球用品の国内トップメーカーの一角として、それ以外のギアに関しても、言うまでもなく高いクオリティの製品を提供している。
2023年、硬式木製バットの定番プロモデルとしてラインナップされているのは、ライオンズ・源田、バファローズ・森、ベイスターズ・佐野、スワローズ・中村の4選手のモデル。
シュアヒッターからパワーヒッターまで、異なるタイプをカバーできる取り揃えとなっている。
カスタムオーダーであれば、定番品に無いものも含めたプロ選手のモデルをベースに、長さや重さ、グリップ形状などを更に細かく指定することももちろん可能だ。
使用木材は、他メーカー同様に現在主流の北米産ハードメイプル。
堅く締まった木質により、年々進化する投手の球に当たり負けしない頑丈さと、しっかりと打球に勢いを付ける弾きの良さを両立している。
最低重量が約870g(オーダーは880g~940g)と、850g、860gの展開もある他メーカーの木製バットに比べると、全体的に多少重さを感じるバットが多いかもしれないが、バランスやグリップ形状などが自身のスタイルに合っていれば、その扱いやすさは重量を感じさせない。
以前に比べ、海外メーカー製品が日本球界で目立つようになり、また海外市場の拡大を進める国内メーカーも多い中、海外展開は台湾などの一部に留め、日本選手・日本市場をメインに注力し続けるZETTブランド。
長く継承されてきた、選手に寄り添いジャストフィットの一品を仕上げる姿勢は、これからも日本の野球シーンを支え続けるであろう。