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ビヨンドマックスレガシーが飛びまくるのはどうして?

こんにちは!

最近、ビヨンドマックスレガシーをお買い求めに来られるお客様が増えております。

当店はグラブばかり説明したりしていますので、「グローブのお店」という印象が強いかと思うのですが、野球専門店ですので、バットももちろん取り扱っております(笑)

さて、ということで、

今回は複合バットについてのお話です。

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複合バットの種類について
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複合バットとして、パッと頭に浮かぶのは、

おそらく「ビヨンド」ではないでしょうか?

むしろ、「複合バット」のことを「ビヨンド」と言っている方もたくさんいらっしゃいます。

先日、お客様より

「どうしてビヨンドっていうんですか?」

と質問されました。

元々は、「ビヨンドマックス」というウレタン芯のバットをミズノが発売したのですが、ものすごく飛ぶバットを「ビヨンド凄い!」というようになり、

各社がビヨンドマックスを超えるバットを開発していくなかで選手たちが

「おお!SSKのウレタン芯バット凄い!」と言うのではなく

「おお!SSKのビヨンドバット凄い!」と表現するようになったのです(笑)

さて、その複合バットですが、

・レガシーのようにバットの芯の部分にウレタンを巻いていたり、

・ブラックキャノンのようにバットの芯の部分を2重、3重、4重にしていたり

・ブラックキャノンA-POWERやハイパーマッハフォースのようにカーボンバットの芯の部分の内部にエアバッグが搭載されていたり

色々ありますよね。

これらのバットの共通項目は

「超飛ぶ!」

ということなのですが、

では、

どうして「超飛ぶ」のでしょうか?

それは、バットで打った瞬間のボールの形状に秘密があります。

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ボールを潰さない構造
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さて、ボールを打ったとき、その打球を超スローモーションで見てみると、どのように形が変化しているかご存知でしょうか?

実は、空中で

グニャっと潰れたり

元の丸い形に復元したり

グニャっと潰れたり・・・

これが連続しています。

こんな感じです。(手書き)

さて、問題です。

こうしたボールの形の変化の中で、

スピードが速いのは

  1. ボールが潰れているとき
  2. ボールが復元しているとき

どちらでしょうか!?

答えは・・・

2のボールが復元しているとき

でした!!!

そう、実はボールは、丸い状態のままの方が速いんです!

不思議ですよね〜。

なんか潰れている方が力が思いっきり伝わってそうで、しかも風の影響も受けなさそうなんですけどね。

でもこの物理的な法則を利用して、

「ボールを潰さないで飛ばす」

「ボールを速く復元させる」

ということを狙って、複合バットが開発されたわけなんです。

だから、ミズノのレガシーのようなウレタン芯の複合バットは、

わざと打球面を柔らかくしていたんです!!!!!

つまり、こういう感じです。

ボールが潰れずに、バットの打球面を柔らかくさせ、トランポリンのように飛ばしたわけですね。

だから、レガシーなどを使っているバッターがボールを打つと、すごい速さで飛んでいくわけです。

こういうことを考える人ってすごいですよね!

そしてその考えを、実際に品物にしてしまう。

開発に携わっている人って、本当にすごいなって思います。

将来、物理などの授業を受けるとしたら、

このようなことを例にしてくれたら、めちゃくちゃ楽しそうですよね。

ボールの回転数とスピード

バットのスイングスピード

押し込む強さ

バットの当たる角度

それらを計算したら、こうすればホームランになる。

などと考えられたら、すごくないですか?

うちの社員に説明している動画も撮ってみましたので、お時間ありましたらご覧になってくださいね!

https://vt.tiktok.com/ZSYsU4C4n

このレガシーは、新発売として

中学生以上の方が使うラインナップにレガシーメタルというものがあります。

これがまたとんでもないものになっていますが、

レガシーメタルはバット自体がジュラルミン製になっているため、力があればあるほど飛んでいきます。

カーボンのようなしなりがないため、力で押し込む必要があります。

力に自信のない人は、メタルではなくて通常のレガシー(カーボン製)をオススメしますよ。

少年野球ではレガシー78cmと80cmがありますね。

当店では少年野球用レガシーもたくさん在庫しておりますので、興味のある方は是非お越しになってくださいね!


複合バットはどういう理論で生まれたのか。

こういうことを考えると、道具って本当に面白いですよね。

今後も様々なバットが開発されると思いますが、

そういった研究の裏側なんかも知れたら、とても楽しくなると思いませんか?


今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございます!