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ストライクコラム

デジタルデバイスの早期使用は、本当に必要なのか

 


早すぎる答えは、本当に成長につながるのか

   
AI分析
 

こんにちは、古内克弥です。

 

今回は、少し時代に逆らうような話を書くかもしれません。

 

テーマは
  「デジタルデバイスの早期使用は、本当に必要なのか」
  です。

 

世の中では、どんどん便利なものが増えています。
  動画を見れば、フォームの正解がすぐ出る。
  数字を見れば、良い悪いがすぐわかる。
  AIに聞けば、それっぽい答えがすぐ返ってくる。

 

本当に便利です。

 

そして、これは決して悪いことではありません。
  けれども、子どもが早い段階からそれに頼りすぎることに、私は少し違和感を持っています。

 

なぜなら、野球でも仕事でも人生でも、
  本当に大切な土台は、「自分の体で感じること」の中から育つ
  と思っているからです。

 

人は、すぐに答えをもらうより、
迷いながら掴んだ感覚の方が強く残る

 
練習量
 

私は、成長には「量」が必要だと思っています。

 

たくさん振る。
  たくさん投げる。
  たくさん失敗する。
  たくさん違和感を味わう。

 

その中で、
  「あれ、今日は何か違うな」
  「この握りだと抜けるな」
  「このグラブ、少し硬くなってきたな」
  「このスパイク、そろそろ先が危ないな」
  そういう小さな気づきが育っていく。

 
気づき
 

この「気づく力」は、
  最初から教えられた答えを覚えることとは、少し違うと思うのです。

 

先月行われた阪長友仁さんの講演でも、
  とても印象に残った話がありました。

 
阪長友仁さん
 
   

スリランカで指導を始めた初日に、高校生たちが挨拶より先に「早く野球を教えてほしい」と言ってきた。
    その時、「俺が日本の野球を教えてあげよう」という考えだったのが、むしろ「上手くなりたいなら、自分から学びにいく」という姿勢を教えられた。

 
 

これは、とても大きな話だと思います。

 

自分で困る。
  自分でぶつかる。
  自分で「知りたい」と思う。

 

その順番があるからこそ、教わったことが血肉になる。

 

最初から何でもデジタルが教えてくれる環境は、便利です。

 

でも、便利すぎるがゆえに、
  「自分で困る力」まで奪ってしまうことがある
  とも感じています。

 

デジタルデバイスが悪いのではなく、
「誰が、いつ使うか」が大事

 
デジタルデバイス
 

ここで誤解されたくないのは、
  私はデジタルデバイスそのものを否定しているわけではない、ということです。

 

むしろ、支える側の大人である
  親や指導者や、私たちのような道具を扱う立場の人間は、
  積極的に活用した方がいいと思っています。

 

子どもの変化に気づく。
  負荷のかかり方を客観的に見る。
  練習の偏りを知る。
  疲労やフォームの変化を記録する。

 

そういう意味では、デジタルはとても優秀です。

 

ただ、子ども本人が、まだ自分で試し、迷い、感じる段階にいるうちから、
  「答えはここにあるよ」
  と先回りしすぎるのは、少し違う気がするのです。

 

阪長友仁さんも、選手が自ら「ここで困っているから教えてほしい」と言ってきて初めて、聞く姿勢ができるという話をされていました。さらに、指導者は選手を見下ろすのではなく、選手と同じ方向を見ることが大事だとも語っていました。
  これは、メジャーリーガーを世界で最も多く輩出しているドミニカ共和国の指導法から学んだことのようです。

 

これは道具の世界でも全く同じだと思います。

 

最初から全部こちらが答えを言いすぎると、
  選手は「考える人」ではなく、
  「答えを待つ人」になってしまう。

 

だから私は本当なら、

 

子ども本人にはまず感じてほしい。
  違和感を持ってほしい。
  困ってほしい。
  そして、相談してほしい。

その順番を大切にしたいと思っています。

道具のメンテナンスは、
「感じる力」を育てる最高の入り口

日々のメンテナンス

ここで、野球用品の話につなげたいと思います。

グラブも、スパイクも、バットも、毎日同じように見えて、実は毎日少しずつ変わっています。

グラブの革が乾いてきた。
紐が少し伸びてきた。
捕球面が少しヘタってきた。
スパイクのつま先が削れてきた。
P革がそろそろ危ない。

こういう変化は、本当は数字より先に、手や足が教えてくれます。

「なんか今日は捕りづらい」
「少し滑る気がする」
「前より踏ん張りにくい」

この「なんか変だな」が、とても大事です。

私は、ここにこそ成長の入り口があると思っています。

だから、子どもにはまず
自分の道具の変化を、自分の感覚で感じる習慣
を持ってほしいのです。

グラブを磨く。
紐を見る。
土を落とす。
スパイクを拭く。
オイルを塗る。

そして、
「今日はどうだったか」を少し考える。

この時間は、ただの作業ではありません。
道具を大切にする時間であると同時に、
自分のプレーを振り返る時間でもあります。

しかも、そうやって日々見ている子は、異変に早く気づきます。

気づくから、壊れる前に直せる。
崩れる前に整えられる。
悪くなる前に相談できる。

これは、フォームも体も道具も同じです。

阪長さんが「エラーや三振はゲームの一部」と語っていたのも印象的でした。

失敗そのものを責めるのではなく、次にどうするかを考える。
メンテナンスも、まさにそうです。

傷んだことを責めるのではなく、
今どう整えるかを考える。
その積み重ねが、結局は選手を育てるのだと思います。

まずは「自分で見る」「自分で感じる」
その時間を、少しだけ増やしてみる

「いつも」を感じる

今の時代、便利なものはどんどん増えていきます。
これから先、それはさらに加速すると思います。

だからこそ、私は逆に、
子どものうちにしか育てられない感覚を大事にしたいのです。

すぐ答えをもらう前に、まず感じる。
すぐ分析する前に、まず触ってみる。
すぐ人に聞く前に、まず困ってみる。

そして、本当に困った時に、
「ここが変なんだけど」
「これってどうしたらいいですか」
と聞けるようになる。

その時の「聞く」は、強いです。
そこには、ちゃんと聞く姿勢があるからです。

もしご家庭でも、チームでも、何か一つ始めるなら、
まずは練習後の道具を見る時間を作ってみてください。

グラブは乾いていないか。
紐はゆるんでいないか。
スパイクの先は減っていないか。
バットのグリップは傷んでいないか。

そして、本人が
「ちょっと気になる」
と思ったら、その時に相談してください。

八方ミシン

スポーツショップ古内は、
物を売るだけの店ではなく、
そういう「小さな違和感」を一緒に見つける店でありたいと思っています。

修理も、加工も、メンテナンスも、
全部「壊れてから来るもの」ではありません。

本当は、
まだ大丈夫だけど、ちょっと気になる
その時に来てもらえるのが、一番いいのです。

何かあったら、いつでも相談に来てくださいね。

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