こんにちは!
いつもコラムをお読みくださいましてありがとうございます!
今回はお客様からの問い合わせについてです。
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【相談内容】
グラブの指の付け根がぽこっと出てしまいました。
これは直りますか?
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↑ここは、ぽこっと出やすい場所です
先日
「ピッチャー用グラブをヨコ型で使っています。”ウェブ曲げないスタイル”に型を直してほしいのと、指の付け根のぽこっと出てしまった部分を直してほしいです」
といったご相談を受けました。
こちら、少年野球でもとっても多いご相談なんですけど、力いっぱい投球するピッチャーにもありがちなご相談ないようです。
あなたもご経験がおありでしょうか?
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どうしてポコっと出ちゃうの?
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原因の多くは
「ボールを掴みに行ってしまい、ボールがグラブに当たる前から閉じ始めていること」
です。
(写真:ボールを迎えに行く)
少年用グラブでよくある現象は
「握力がまだ弱くて、指を立ててグラブを閉じようとしてしまう」
また、硬式グラブなどであるのは
「捕球面が硬いために、指を立てて無理矢理硬いグラブを閉じようとしていること」
も挙げられます。
今回のピッチャーの子は、まだグラブが硬いうちから、力いっぱい投球する際に無意識に左手を強く握りこんでしまい、指の付け根が出てきてしまったのだと思われます。
指を立てる場所と、グラブがポコんと浮き出ている場所を見てみてください。
おそらく一致していると思います。
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どうすれば良かったのか?
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イメージを伝えるとわかりやすいので、まずはイメージから
イメージは「素手でパンチを受け止める」という感じです。
もしあなたがパンチを受け止めるとした場合、おそらくパンチが手に当たってから、それを包むように手を閉じると思うんですね。
もしもパンチが手に当たる前に手を閉じ始めると・・・
タイミングを間違うと指を骨折してしまいます!!
それと、パンチを受け止めるときには、パンチを「迎えにいくことがない」と思うんですね。
ボールをキャッチングするときも同じなんです。
「パンチが手に当たるまで、手を開いて待つ」
➡「ボールがグラブに当たるまで、グラブを開いて待つ」
ボールを迎えに行かずに、グラブに入ってくるまで開いて待つ。
ボールがグラブに入る前から閉じようとせずに、ボールがグラブに当たるまで開いて待つ。
ただこれだけで、横で見ている人も
「あ、この子うまい」
と思えます。
具体的な手順を挙げていきますね!
まず、硬いグラブを購入した場合には、
最初は「握るのではなく、当てる」
からスタートです。
ボールの軌道上にグラブを構えて、
捕りに行くのではなくて、
ここから先は通さないぞ!という通せんぼをするイメージです。
当てていくことにより、段々とグラブが柔らかくなり、
「グラブに収まったら自然に閉じる」
ようになってきます。
※最近は、最初から柔らかいグラブも多いので、握力がない場合や、キャッチングがまだ未熟な場合には、そういった柔らかいグラブを選ぶというのもいいと思いますよ。
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もう手遅れです!
どうしたらいいですか!?
という場合
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「もうポコんと出ちゃってます!もう直せないのでしょうか!?」
という状態の場合・・・
ちょっとグラブを一度見させていただく必要があります。
「グリスアップ」という方法で良くなる可能性もありますし、
グラブハンマーで叩いたら改善する可能性もありますし、
最近当店に仲間入りした「グラブプレッサー」で押しつぶすと改善する可能性もあります。
しかし、「残念ですが・・・」という可能性もございます。
ご自分で判断が難しいなと思いましたら、どうぞお気軽にラインで写真をお送りいただければご回答いたしますので、ご利用くださいね。
最高のキャッチングをしたなら、もっと野球が好きになる!
もっと野球に夢中になれる!
グラブ選びやグラブの型の付け方は、
意外と波及効果の高いものなんです。
当店にはたくさんのグラブがあります。
先日数えたら650個もありました!!!!
あなたに合うグラブを一緒に探しましょう。
メーカーホームページやSNSでは、そのメーカーのいいところをしっかり伝えてくれていますが、その良い所が、あなたに合うかどうかは、やはり触ってみたりはめてみなくてはわかりません。
比較することもとっても大切です。
しっかり選んであげて、より楽しく野球が出来るよう、私たちも精いっぱいサポートさせていただきます!
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グラブプレッサー仲間入り
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グラブプレッサーという強力なマシンが入りました。
あまりに強力すぎるので、お客様が近づいたら危ないということもあり、導入をせずにいたのですが、修理加工の依頼がとても多くなってきて、職人の手が壊れそうになっていたので、導入を決定しました。
お客様が近づけないようにしておけば大丈夫だし、
スイッチを必ず切るようにしておけば大丈夫だね。ということで、
いまではガンガン大活躍中です!!!!!!
グラブを買っても使えるようになるまで時間がかかるから、待ってられない!という方もこれなら安心ですよ!
今回のコラムも、最後までお読みくださいまして、
ありがとうございましたー!
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今回のコラムはいかがでしたか?
「お店に持っていって見てもらいたいけど、残念ながら住まいが遠くて・・・」
という方もたくさんいらっしゃいます。
お近くに相談できる野球専門店があればいいのですが、もしそれがないのでしたら、郵送でお送りいただいても構いませんし、ラインで写真をお送りいただければある程度は判断ができますよ!
ラインでの問い合わせは年々増えています。
今年は昨年の1.4倍もの修理を受け付けました。
当店の特徴は、グラブ修理に長けた職人がいることです。エキスパートの称号(ミズノの修理・加工の資格で一番グレードの高い資格)を獲得している者もいます。
速さ、正確さは間違いなく北海道トップクラスでしょう。
是非お困りのことがありましたら、当店までご相談くださいね!
今回も、最後までお読みくださいましてありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!