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バットを使用する際の注意点

バットをお使いいただく上でのご注意

◆バッティングセンターでの使用について

 バッティングセンターのボールは、通常の軟式球より硬い特殊球を使用しているため、打撃を行うとバットが大きなダメージを受け、通常の使用よりも非常に早く劣化してしまいます。

(例として、新品のバットが約2週間で使い物にならなくなるほど消耗したケースがあります)

 メーカー側からも、バッティングセンターでは使用しないように注意が行われています。

 大切なバットを長くご愛用いただくためにも、推奨されていない使用方法は控えていただくことを強くおすすめいたします。


◆高反発バットの打撃面について

 ウレタン等を使用した高反発バット(例:ミズノ・ビヨンドマックスシリーズ、SSK・MMシリーズ、marucci・ワニクラッシャーシリーズ等)は、打撃部の表面に被膜をつなぎ合わせている部分があり、その部分で打撃を繰り返すと、被膜が剥がれて破損の原因となります。

 高反発バットをお使いの際は、極力つなぎ目を避けて打撃を行ってください。

※ミズノ・ビヨンドマックスシリーズは、一度に限り有料でウレタン部の修理交換を行うプログラムがございます。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

被膜接合部が剥がれたウレタンバット→

◆木製バットの打撃面について

 木材には、「柾目(まさめ・細かい縦線が見える面)」と「板目(いため・楕円形などが見える面)」があり、バットは柾目で打ったほうが反発力が高く、また折れにくいというデータがあります。

 板目で打った場合、木材の年輪部分が剥がれるように力がかかるため、より折れやすく、また折れた際の破片も飛散しやすくなってしまいます。

 多くのメーカーでは、ロゴが入っている部分が板目になっていますので、ロゴ面とその裏面を避けて打つことが推奨されます。

 なお、メイプル製バットについては、「板目のほうが反発が高い」「柾目でも板目でも変わらない」と両方のデータがあるため、ロゴのある面もメーカーによって異なりますが、他の木材同様、ロゴと裏面以外で打つことが望ましいです。

柾目→  

板目→  

◆金属バット・カーボンバットの打撃面について

 金属バットやカーボンバットは、どの面で打っても反発力や耐久性に変わりはありませんが、逆に、全ての面で満遍なく打つ「回し打ち」が推奨されています。

 特定の面に偏って打撃を行っていると、一点にダメージが集中し、想定耐用期間よりも早くひび割れ等の破損に繋がります。

 表面塗装の剥がれ等が特定箇所にのみ起きている場合はご注意ください。