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社長のブログ「長野出張」


爽やかな晴天に恵まれた今回、私は橋本塾の仲間が営む「マスタカスポーツ」と「マツヤスポーツ」を訪ねて長野県へと足を運びました。


マスタカスポーツは、総合スポーツショップでありながら、学生向けの品揃えを強化し、部活動生やクラブチーム員を主な顧客としています。

一方、マツヤスポーツは野球とスキー用品に特化した専門性の高いスポーツショップです。
訪問前は、何か私からアドバイスできることがあればと、近隣の大型店なども視察し、両店への販売戦略のアドバイスを考えていました。


しかし、実際に両店を拝見し、それぞれがすでに独自の強みを持って事業を展開されていることに気づきました。

おそらく、この独自性こそが、現在の厳しい市場で生き残り続けている理由なのだと思います。そのため、私から特に提言できることはほとんどありませんでした。


強いて挙げるとすれば、「品揃えのあり方」について考えるきっかけをいただきました。
マスタカスポーツさんは、SKU(最小在庫管理単位)が非常に多かったため、これをさらに絞り込むことで、お店独自の仕入れに対する考え方や方針をより明確にお客様に提示できるのではないかと感じました。


マツヤスポーツさんは、周辺の人口が少ない地域に位置しているため、店舗での売上を伸ばすことよりも、独自の強みであるバックカントリースキーの仕入れと、それに関連するメンテナンスによる高粗利商売に注力するのが良いのではないかと思いました。

幸いなことに、外商販売は好調とのことで、家族経営であることも踏まえると、販売数よりも粗利額を重視し、「足るを知る」という考え方で、無理なく事業を継続していくことが非常に大切だと感じました。

もちろん、社長の松村さんはすでにその「これで充分」というラインで商売をされているようにも見受けられましたが。


マスタカスポーツさんの周辺は、イオンやゼビオなどの大型店も近くにあり、多くの商業施設が立ち並び、競争が激しい地域だと感じました。だからこそ、品揃えの充実はもちろん、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート率向上に向けた施策がより一層重要になってくるでしょう。


一方、マツヤスポーツさんの周辺は、お店も少なく、坂道が多く道も狭いため、新規店舗が参入する可能性は低いと思われます。いわば、競争相手がほとんどいない環境です。


そんな中で、マツヤスポーツの社長が「家族との時間を確保するために週休2日にしたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。このような生き方も、現代において非常に「アリ」な選択肢だと深く共感しました。


話は変わりますが、

今回の滞在では、宿での食事も楽しみの一つでした。特に晩ご飯では、土台から直接生えているようなユニークな椎茸の炭火焼(と見られるもの)が印象的でした。他にも小鉢がいくつか並び、地元の食材を活かした趣のある食事が提供され、一日の疲れを癒やしてくれる時間となりました。翌朝の朝食も充実しており、焼き鮭や卵焼き、小鉢が並ぶ典型的な和食膳で、旅の朝を美味しく彩ってくれました。


そして2日目は、「お金のブロックパズル」というフレームワークを用いて、経営の財務分析を行いました。これは非常に分かりやすく、私自身の目標設定の際にも活用しやすいと感じる画期的なものでした。


お店の視察、旅館での団体宿泊、そして2日目のセミナー。私は何かを与えるつもりで参加したのですが、逆に多くの学びと気づきをいただいた長野出張となりました。

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