娘のイヤイヤと「チャチャチャ♪」のやさしさ
最近、1歳の娘の「イヤイヤ期」らしき行動が増えてきました。言葉がうまく話せない中で、きっと伝えたいことがあるのにうまく伝えられず、「イヤ!」と懸命に自己表現しているのでしょう。
昨日は寝る直前に泣き、今朝もお菓子の箱が開けられなくて泣いていました。
今日は「有明の森ファミリーテニスクラブ」様で開催される古内杯という大会があり、私はそのご挨拶に向かう予定でした。しかし娘が離れたがらなかったため、一緒に連れていくことにしました。

向かう車中で流れてきた「おもちゃのチャチャチャ」。
そのリズムに合わせて、手を振り、口ずさむ娘の「チャチャチャ♪」に、私は思わず笑顔になりました。
さっきまで少しイライラしていた自分の心が、ふっとほどけていきました。
「イヤ!」の裏には、がんばりがある
子どもが見せる「イヤイヤ」。ときに私たち親を戸惑わせ、つい感情的になってしまいそうになります。
でも、その「イヤ!」の奥には、「うまくいかない」「でも伝えたい」「わかってほしい」というがんばりが詰まっているのだと思います。
言葉にできないからこそ、全身で伝えてくる姿。
その姿は、大人の私たちが忘れかけている“素直な自己表現”かもしれません。
指導者としても、人としても──心の奥を見つめる
子どもだけでなく、大人でもイライラしたり、冷たく当たってしまったりすることがあります。
その背景には、言葉にならないプレッシャーや、うまくいかない焦りがあるのかもしれません。
私も親として、そして社員たちのように若い世代を指導する立場として、そんな「心の奥」にある背景を見ようとする姿勢を忘れてはならないな、と思っています。
そして、お客様を相手にお話ししているときでも、そのお客様が真に欲しいものや求めているものは何だろうか?と観察し、耳を傾けて、心から欲しかったものにうまく立札を作ってあげられるような会話が出来たらいいなと思っています。
感情の表面だけを見て判断するのではなく、その裏にある「がんばり」や「思い」を感じとれる自分でありたい。
そんな気持ちを娘が教えてくれました。
ひと呼吸して、問いかけてみよう
イライラしたとき、もやもやが湧いてきたとき。
そんなとき、
「今、この人は何をがんばっているんだろう?」
その問いかけが、視点を変え、心を落ち着けてくれるような気がします。
娘の「チャチャチャ♪」が、私の心をまるくしてくれたように。
そして大会会場では、蟻を追いかけている娘の姿が、参加者のみなさんを和ませてくれました(笑)

小さな存在が、たくさんの大人の心をあたたかくしてくれる。
そんな瞬間を、私は宝物のように感じています。
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