13〜15歳男子の足と未来を守るために
こんにちは!スポーツショップ古内の古内克弥です!
今日は、13〜15歳の中学生男子に向けた、スパイクやアップシューズの選び方についてお話しします!
「靴がきつい」と言い出したら、それは「足が育っているサイン」かもしれません
「最近、靴がきついって言い出して…」
「履いてたスパイクが痛いって言ってるんです」
親御さんが当店にご相談に来られるとき、いちばん多いのがこんな声です。
そしてこのきつさこそが、足が成長している何よりのサイン。
でも実は、足の成長には身長とは違うタイミングがあります。
身長が落ち着いているからといって、足の成長も止まったとは限りません。
そして足の成長が止まったから身長が止まる、というわけでもありません。
特に13〜15歳は、足の長さだけでなく、幅・甲の高さ・骨格全体のバランスが変化する時期なんです。
その変化を無視した靴選びは、痛みや違和感の原因になるだけでなく、将来的な足トラブルのリスクにもつながります。
成長期の足に合った靴選びをデータで考える
文部科学省のデータによると、日本人男子の平均足サイズは以下の通りです:
- 13歳:24.2cm
- 14歳:25.0cm
- 15歳:25.7cm
(出典:https://re1wa018.com/foot-size-average/?utm_source=chatgpt.com)
そして、20歳男性の平均足サイズは26.3cmで、足幅はD〜Eワイズが主流とされています。
(出典:https://ashinoonayami.com/2020/06/1845/?utm_source=chatgpt.com)
つまり、
13歳〜20歳の間に約2cm前後の足の成長があり、
16歳頃には足の長さの成長はほぼ止まることが分かっています。
フィット感が未来を守る ― 正しいシューズ選びの3つの視点
成長期の足に合ったシューズを選ぶためには、以下の3つのポイントを大切にしてください。
1. サイズは「今」だけでなく「これから」も意識する
成長期は数ヶ月で足のサイズが変わることもあるため、ぴったりすぎる靴は避けた方が無難です。
目安としては、つま先に0.5〜1cm程度のゆとりがあると、今後の成長にも対応しやすくなります。
ただし、ここで注意したいのが「大きすぎ」問題です⚠️
大きすぎる靴を履くと、むしろ足を痛めやすくなります。
その理由の一つは、靴の中で足が“遊んで”しまうこと。
急に走り出したり止まったりした際、靴の中で足が前後に滑ってしまい、つま先や指先を打ったり、靴ズレ・捻挫などのケガを引き起こすリスクが高まります。
「ちょっと大きめにしておこうかな」と思った時ほど、試し履きをして、大きいけど不安定じゃないを丁寧に確認しましょう。
間違いないのは、16歳を過ぎて完全に足の骨格が定まったと思うまでは、しっかり専門店で靴を合わせて購入することです。
例えば当店では、足のサイズを計測する計測器がありますから、その計測器で採寸して購入すれば、安心感も増すことでしょう。
ネットでも買える便利な時代ですが、それは成長期の段階でスパイクを購入するのは避けておきたいところです。
また、友人から譲り受けた、などのおさがりはかなり危険だと思います。なぜならあなたの骨格と前任者の骨格はまったく違うからです!
2. 足幅は「広い=幅広」とは限らない
「うちの子、幅広なんです」とおっしゃる方は多いですが、実際のところ13〜15歳の男子の多くは、E〜2E程度の足幅で、これは日本人男性の平均的なワイズです。
3E〜4Eといった「幅広」規格に該当するケースは、実はそれほど多くありません。
ただし、子ども自身が「横がきつい」「親指の付け根が当たる」などの違和感を感じているなら、それはサイズの数字よりも“合っていない”靴のサインです。
かかとのフィット感、つま先の動きやすさ、横幅の圧迫感など、実際の感覚を大切にしましょう。
さらに、甲の高さやアーチ(土踏まず)の状態もフィット感に影響するため、試着時のチェックが欠かせません。
3. 足元から骨格を支えるという視点を持つ
成長期は、骨が柔らかく、全身のバランスが整っていく過程です。
この時期に足元が不安定だと、姿勢の崩れやケガにもつながります。
シューズのクッション性やソールの安定感はもちろん、「足の軸を真っ直ぐ支えてくれるか」という観点も大切です。
土台となる足をしっかり支えることで、走る・止まる・跳ぶといったすべての動作が安定し、スポーツパフォーマンスの向上にもつながります。
正しいシューズ選びのその先へ ― “足を育てる”という考え方
ここまで読んでいただいた方はもうお気づきかもしれません。
成長期の子どもたちにとって、シューズとは単なる「履きもの」ではありません。
足の骨格を支え、成長をサポートする“道具”でもあるのです。
どれだけ正しく靴を選んでも、足と靴の間にできるわずかなズレや支えの不足が、成長段階の足に影響を与えることがあります。
【機能性インソールのご提案】
そこで当店がご提案したいのが、BMZインソールです。
BMZインソールは、足の立方骨(足のアーチの中心)を支える設計により、
- 足本来の骨格バランスを整え
- 成長期の正しい歩行・走行をサポートし
- 足・膝・腰への負担を軽減する
といった機能性を兼ね備えています。
現在、店頭にて無料フィッティング体験も実施中ですので、ぜひお子さまの足にぴったりのサポートを探しにいらしてください。
成長期の足は、一生の土台です。
正しいシューズと正しいインソールの組み合わせで、お子さまの「未来の足」を守っていきましょう。
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