最後の大会が教えてくれる、人生でとても大切なこと
6月。中学野球も高校野球も、「最後の大会」という言葉が聞こえてくる季節になりました。
先日、ある野球部の選手たちがスポーツショップ古内に来てくれました。
「先輩たちが負けてしまって、新チームとなりました。でも、その悔しさをばねに、自分たちの代はもっと頑張ります」
そんな風にまっすぐな目で話してくれる姿を見て、胸が熱くなりました。
試合には、必ず勝者と敗者が生まれます。
みんなが一緒に勝つことはできない。だからこそ、最後の大会には特別な意味がある。
今日はその「意味」について、私自身の経験も交えながらお伝えしたいと思います。
勝つことも、負けることも、どちらにも「価値」がある
私も昔、小学校のサッカー少年団で「最強チーム(いわゆる一軍)」に選ばれなかった時のことが忘れられません。
Jリーガーを目指して、毎日練習していました。少年団の練習が終わってからも、家に帰ってきてから小石を並べてその間をドリブルで走り抜けたり、リフティングをその日の目標数まで出来るようになるまで家に入らないと決めて練習していました。
当時はキャプテン翼が全人気でしたし、Jリーガーが開幕!
小学校4年生の私は、どうしても上の世代と一緒に試合に出たくて、1学年に15人以上いるようなチームでしたが、
「6年生の中に入って最強チームの一員となりたい!一軍となりたい!」
と思って毎日目標を持って練習に励んでいました。
小学4年生の秋。
その「最強チーム」のメンバーの中に私の名前はありませんでした。
そして同学年ではただ一人、足が最も速いM君が選ばれていました。
努力しても結果が出ず、涙が止まらなかった。
私は泣きながら家に帰りました。
あのときの僕の敗北体験については、こちらの記事で詳しく書いています。
▶︎ 「最強チームに選ばれなかった日」
でも、その悔しさがあったからこそ、より練習を重ね、その次の冬にはついに最強チームに選ばれることができました。
勝つことは、目標に向かって努力したことの成果を形として感じられる瞬間です。
しかし、負けたことにも大きな意味があります。
敗北を知ることで、次にどう挑むか、どんな自分になりたいかを考えることができる。
僕は、敗北から立ち上がる力こそが、「人間としての成長」だと信じています。
この時私は幼いながらも、
「目標を持ち取り組んだ時に、たとえその時に達成できなかったとしても、振り返って見た時に自分の成長が感じられたのなら、それは立派な成長であり、達成の一部なんだ」
と思えるようになりました。
一緒に語りましょう、夢や目標、人間としての成長
スポーツショップ古内は、グラブやバット、スパイクを売るだけのお店ではありません。
私たちスタッフ一人ひとりも、夢と目標を持って毎日を生きています。
それは、お客様であるあなたと同じです。
もし、勝っても負けても、気持ちの整理がつかない時があったら、
道具のことでも、チームのことでも、そして人間としての成長のことでも、
いつでもお店に来て話してほしい。
ここは、「相談したくなる運動具店」。
私たちも、一緒に悩み、一緒に乗り越えていけたら嬉しいです。
「最後の大会」は通過点。あなたの物語は、これから
最後の大会で、どんな結果だったとしても、
それはあなたの物語の一部にすぎません。
悔しい思いをしたなら、今からスタートすればいい。
勝てた人も、もっと上を目指して次のステージへ向かいましょう。
私たちは、いつでもあなたを応援しています。
そして、あなたたちに負けないよう、私たちも挑戦を続けています。
またお店でお会いしましょう。
そのとき、どんな思いで次に進もうとしているのか、ぜひ聞かせてください。
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