スポーツショップ古内の大切にしてること
こんにちは、古内克弥です!
いつもコラムをお読みくださいまして、ありがとうございます。
今回は、スポーツショップ古内の店舗はどのようなこだわりを持って作っているのかをお伝えしたいと思います。
ちょっとだけ大人向けかもしれません。
「なんだよ〜!古内のこだわりかよ〜!興味ないわー!道具の紹介してくれよ〜!」
といった感じで、
今回のテーマにご興味のない方がいらっしゃいましたら、
華麗なスルーをお願いします(笑)
ただ、グラブでもバットでもなんでも
その背景にあるストーリーや狙いを知ると、
より魅力的に見えてしまうことがあると思います。
表面だけを見るのではなくて、中身を知ると一気に、
より一層楽しくなりますよね。
ディズニーランドのお土産屋さんの天井を見たことがある人はいますでしょうか?
「水玉模様になっている天井の中に、
ミッキーのシルエットが紛れ込んでいるんですよ」って聞いたり、
「どうして水飲み場がこうして高さが違うと思います?
そして、どうして向き合っている形になっていると思います?
これは、高さの高い方がお父さん用。高さの低い方が子供用。
こうしたら親子で向き合いながら水を飲めるわけです」
なんて解説されたら、なぜかとても魅力的に感じてしまいます。
あなたに好きなアーティストがいたとして、
そのアーティストの下積み時代を知ったりなんかすると、
余計に好きになったりもしてしまいます。
ということで、
ようこそスポーツショップ古内の裏側へ(笑)
==========
スポーツショップ古内の
ストアコンセプト
「相談したくなる」
と言うフレーズが生まれた理由
==========
私はよく、全国にいるスポーツショップ仲間と情報交換をします。
一緒に勉強しあったり、お互いに刺激しあったり、
ダメ出しを出し合ったりなどする仲間が20人ほどいるんです。
私はいつも、
仲間の誰かがサッカーショップで日本一の実績を作ったり、
先進的なシステムを導入していたり、
ランニングサークルで3000人ものコミュニティを作っていたり、
甲子園常連校と取引をしていて、プロとも交流があったりなど
そんな条件を持ち合わせている仲間を羨ましく思っていました。
「どうして自分にはそんな人脈がないんだろう」
「自分にはシステムの知識がないからこの人には敵わないや」
「いいなぁ、そんな1200万人もいる地域で商売できて」
などなど、羨むことの連続で、
なかなか自分の事業に手が付かない年月を過ごしていました。
そんな仲間たちから、7年ほど前に、
「今度北海道に行くから、君のお店も視察させてね」
と言われ、関東、関西から、その地域の繁盛店の社長たちが来て、
緊張感マックスの中、恐る恐るお店の紹介をしました。
「いやぁ、こんな小さなお店でよくやってるね〜」
など、ひとしきりの感想をいただいたあと
「古内くん、自社の強みって何か考えたことある?」
「大型店との住み分けってどう考えてる?」
と言われて、
僕は全く答えられませんでした・・・
だけどそのうちの一人に
「僕が思う古内さんの強みは、
『お客様との距離感の近さ』だと思うよ」
と言われました。
お客様が入店してきた時の
「いらっしゃいませ!」と
「ありがとうございます!」のクオリティの高さ。
そして、
中学生がお店の前を歩いて帰っている時に
「お疲れ様〜!」
「おかえりー!」
「今日の試験はどうだった?」
などなど、
そんなふうに声をかけるスポーツショップは
全国どこでも見たことがないと言われました。
僕は、スポーツショップ古内は、全国の仲間たちから
「ダメだわこんな店!早くたたんだほうがいいよ!大型店に勝てっこないわ!」
など言われることを覚悟していただけに衝撃でした。
むしろ
「この距離感を自分たちは忘れていた!これを思い出させてくれてありがとう!私たちは絶対に忘れてはいけないことを忘れていた。それを思い出させてくれたよ!」
と感謝されたんです。
「圧倒的なお客様との距離感の近さ」
自分の中では当たり前にやっていたことだったから、
気付かなかった自分の強み。
実は当たり前にやっていることは、
他の人には異次元に感じることって、
あなたの中にもあるのではないでしょうか?
「圧倒的なお客様との距離感の近いスポーツショップ」
というストアコンセプトでは、あまりにも長すぎる(笑)
そこで
「相談したくなる」
というストアコンセプトを掲げることにしたんです。
==========
あなたの中の当たり前は
「他の人の異次元」
==========
「凡事徹底」という言葉をご存知でしょうか?
誰でもできるようなことを、誰にもできないくらい徹底して行うことです。
イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんの著書でもあります。
あなたが毎日、当たり前のように生活の一部のように行なっていることは、
自分の中では当たり前の習慣なだけと思っても、
他の人から見たら異次元レベルであることはよくあることだと思うんです。
「僕には何の取り柄もない・・・」だなんて思ったことのある人も、
他の人から見たら輝いて見えることがたくさんあったりするものですよ。
札幌市とはいえ、
3人に1人が65歳以上という
少子高齢化の進んでいる南区石山地区。
そんな中でもお客様に喜んでいただけるのは、
グラブに特化したお店であること、など様々な要因はあるでしょうけども、
私たちが最も大切にしている、スピリットとも言えるような根幹である、
この
「相談したくなるくらいにお客様に密接した接客」
をしているからだと思います(多分)
このことを、とことん追求していこうと考えています。
たまに知り合いから
「コロナで苦しいでしょ?」
と言われることがありますが、
いやいや、関係ないでしょ。
お客様が求めているのは
「相談したくなるくらい頼りになるお店」
です。
確かに、リアルでお店の中での相談は避けたいと思う人もいるかもしれない。
だけど、それはオンラインでは出来ないことかな?
この接客のクオリティをオンライン上では表現できないのかな?
そう考えてみたら、何かと方法はあると思います。
実装されたスポーツショップ古内の
新しいホームページにあるライン問い合わせ窓口。
これはものすごく便利です。
写真も送れるし、メールよりも圧倒的にリアクションが速いし、
24時間コンタクトを取れる。
リアルでも、もちろん接客に魂を込めて
そしてオンラインであっても、接客に魂を込めるんです。
グラブに関して、
どのメーカーも素晴らしいものを作っています。
素晴らしいコンセプトを掲げて作っているんです。
品質が最高にいいことは間違いありません。
実際に何千個もグラブを触ってきている私が言うのだから間違いありません。
しかし、
その「メーカーの狙い」と「あなたの実現したい思い」が
一致しているのかどうか、そこが肝心なことなんです。
あなたの悩みや実現したいことをたくさん聞かせてください。
私たちはセレクトショップでもあり、
そうした相談を直に受け取れる位置に存在しています。
あなたが欲しいもの、あなたが実現したい「こと」
に見合うような品物をマッチングして差し上げますよ。
なんたって、
相談したくなる運動具店
ですからね!
==========
十人十色と適材適所
==========
実は私が今回のコラムでお伝えしたかったのは
人はみんな
十人十色であるということ
適材適所があるということ
です。
私のこの実例があなたにどのように影響するのかはわかりませんが、
他の人と同じじゃないといけない、だなんてことはありませんし、
自分の習慣にしていることが、もしかしたら誰よりもすごいことをやっているかもしれない!?という発見に繋がってくれたらいいなと思いました。
あなたの強みや、誰にもマネできそうにないことはなんですか?
スポーツショップ古内のスタッフは個性的な人だらけです。
それぞれのいいところを活かした人員配置をしているつもりです。
でも、もしも不足な部分があったら教えてくださいね。
すぐに全体ミーティングで修正するよう努力します。
==========
今回のコラムはいかがでしたか?
今回は先日、スポーツショップ仲間と、
最近のスポーツ業界について話をしたときに出た話題が
「お店のストーリー」
だったので、
ストーリーを伝えて、さらに読んでくれた人が
なんとなく元気が出てくれたらいいなぁと思って書きました。
何か一つでもお役に立てたなら嬉しいです。
お役に立たなかったなら、ごめんなさい(笑)
今回も、最後までお読みくださいまして、ありがとうございました!
info@sp-furuuchi.com
↑感想、質問、「こんな話が聞きたい」などございましたら、こちらまで!