革の端材から生まれた、新しいグラブのかたち
革の端材から生まれた、新しいトレーニンググラブのかたち
半年ほど前、SSKの展示会で、ひときわ目を引いたのが “革の端材” を使ったトレーニンググラブでした。
グラブを作る工程では、少し薄かったり、シワやシミがあったり、小さめだったりする革がどうしても出てしまいます。
通常なら廃棄されるその革を前に、ずっと思っていました。
「もったいないなぁ。これを活かして、実用的なものが作れたらいいのに。」
そんな思いを抱いていた時に出会ったのが、この 「端材を使ったトレーニンググラブキット」 です。

小さなグラブが持つ、大きな可能性
このトレーニンググラブは、守備練習にとても適したサイズ感。
小学生から高校生まで、幅広い世代の選手が「一度は使ってみたい」と思う道具です。
通常、完成品のトレグラは15,000〜20,000円ほどしますが、今回のキットは 自分で組み立てるスタイル にすることで、想定価格8,800円。
もちろん素材は本革。練習でもしっかり使えるクオリティです。
実際に革を触りながら、自分の手で組み立てていく体験を通じて、グラブの仕組みやものづくりの面白さを感じてもらえるはずです。
トレーニンググラブがもたらす練習効果
トレーニンググラブは「小さいグラブを使うことで、捕球の正確性や柔らかい手の動きを身につける」練習道具です。
米国の野球施設 HitStreak では、フラットタイプのトレーニンググラブを用いた練習により、
- ソフトハンドの習得
- 両手フィールディングの促進
- ボールのトランスファー(捕球後の送球動作)の速度向上
などの効果が得られると報告されています
(参考:HitStreak – Flat Glove Practice Tips)。
「作る楽しさ」と「使う楽しさ」を両立

これまでもスポーツショップ古内では、子ども向けに「グラブづくり体験」を開催してきました。
しかし、既に自分のグラブを持っている子が多く、作ったグラブを飾るだけで終わってしまうこともありました。
今回のキットは、作る楽しさに加えて、実際に練習で使えるのが魅力。
ものづくりが好きな子や、親子で一緒に楽しみたい方にもぴったりです。
夏休みの自由研究や親子の思い出づくりにも
夏休みの定番といえば「自由研究」。
このトレグラキットなら、作る工程そのものが学びになり、完成後は練習用として活用できます。
- 革・芯材・紐の組み立て方をメモする
- 仕組みや工程をまとめて発表する
- 「グラブってこうやって作るんだ!」という発見を共有する
そんな体験は、きっと子どもたちの記憶にも残るはずです。
そして、そこから「将来はグラブ職人になりたい」と思う子が出てきたら…それは本当に素晴らしいことですね。

発売イベント&ワークショップ開催!
この端材グラブキットは 8月23日(土)発売予定。
発売に合わせて、一緒に作れるワークショップも開催します。

- 午前の部:先着5名
- 午後の部:先着5名
「捨てられるはずだった革に、命を吹き込む」
無駄なものなんてない──そんなメッセージを体験できるイベントです。
完成したら、そのまま練習で使ってみましょう!
体験動画も公開中!
試作したグラブで実際に捕球してみました。
(へたくそなのはご愛嬌です!笑)
動画はこちらからどうぞ♪
まとめ
- 本革を使った本格的なトレーニンググラブ
- 自分で作るから、仕組みが分かる・愛着が湧く
- 自由研究や親子体験にも最適
あなたと一緒に、この特別なトレグラを作れることを楽しみにしています!
イベントの詳細・申込はこちらからどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q1. トレーニンググラブって普通のグラブと何が違うの?
A. トレーニンググラブは通常より小さく設計されており、捕球の精度やハンドリングの向上に役立ちます。守備練習で「正確にボールを捕る力」を身につけたい選手に最適です。
Q2. 端材を使ったグラブって耐久性は大丈夫?
A. 端材とはいえ、本革素材なので耐久性は十分。練習用として問題なく使えます。むしろ、革の個性や風合いを感じられる一点物として楽しめます。
Q3. 自由研究のテーマとしても使えますか?
A. ぴったりです!グラブの仕組みを学びながら、自分の手で組み立てた記録をまとめることで、立派な研究テーマになります。製作工程や工夫点を写真付きで記録するのがおすすめです。
Q4. 親子での参加は可能ですか?
A. もちろん可能です。小学低学年のお子さまも、保護者と一緒なら安心して取り組めます。親子の思い出作りやコミュニケーションにも最適です。
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