先日、このブログで「プロとは、直せる人のことなんじゃないか」という話を書きました。
その翌日、さっそくその言葉を、社員に伝えることになりました。
刺繍にミスが出たんです。
いつもなら、刺繍工場に送って直してもらいます。でも、今はお盆休みの真っ最中。工場は動いていません。
納期は13日。
「これは、自分たちで何とかするしかないね」
そう話しました。
正直に言うと、このミスは、私の責任です。
指導が行き届いていなかった。伝えるべきことを、伝えきれていなかった。
新人が失敗するのは、当たり前のことです。最初から何でもできる人なんて、いません。
その失敗を最小限に止められるように指導するのが、先輩の役目。
そして、それを統括するのが、私の役目です。
今回は、そこが足りませんでした。
でも、こうも思うんです。
失敗そのものより、
そこからどれだけ早く直せるか。
そのスピードが、いちばん大事なんじゃないかと。
スポーツ選手も、同じですよね。
何度も挑戦して、何度も失敗して、その失敗を改善しながら上達していきます。
一度も失敗しない選手なんて、いません。
自分の間違いを、直せる人。
自分の姿勢を、直せる人。
そういう人が、プロに近づいていくのだと思います。
そして、誰よりも直した回数が多い人は、いつか誰からも尊敬されるようになる。
その日、私たちは自分たちの手で刺繍を直しました。
工場に頼らず、自分たちで。
結果、13日だった納期に対して、5日前倒しで完成しました。
失敗はしました。
でも、直せました。
一つ、直せることが増えました。
それは、失敗しなかったことより、ずっと価値があるんじゃないかと思っています。




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