経営メディア「経道」さんに、スポーツショップ古内を紹介していただきました
札幌市南区の野球専門店「スポーツショップ古内」店主・古内克弥です。 このたび、経営メディア「経道」さんに、スポーツショップ古内のことを取材していただきました。
今回の記事では、スポーツショップ古内がどんな想いでお店を続けているのか、 なぜグラブを大切に並べているのか、家業を継ぐことにどんな意味を感じているのか、 そしてこれからどんなお店を目指しているのかを、丁寧にまとめていただきました。
自分では普段から当たり前のように話していることでも、こうして外から見ていただくと、 「ああ、自分たちはこういうことを大切にしてきたんだな」と改めて気づかされます。
グラブを選ぶ時間にも価値がある
僕にとって、グラブはただの商品ではありません。 もちろん、野球をするための道具です。ボールを捕るための道具です。 でも、それだけではないと思っています。
お店に来て、棚に並んだグラブを眺める時間。 実際に手にはめてみる時間。 親子で「どれがいいかな」と悩む時間。 今のポジションや、これからの成長を考えながら選ぶ時間。
その時間も含めて、グラブ選びの価値だと思っています。
以前、お客様から、こんな言葉をいただいたことがあります。
こうしてグラブを手にはめて買えるのが幸せだ
その言葉は、今でも僕の中に残っています。 インターネットで簡単に買える時代だからこそ、 お店で実際に手にはめて、納得して選ぶ時間には意味がある。 そう感じています。
グラブを大切に並べる理由
記事の中でも紹介していただきましたが、僕はグラブを重ねて陳列することに強い違和感があります。
グラブは、職人さんが一つひとつ作ってくれたものです。 革を選び、裁断し、縫い合わせ、形を作り、仕上げていく。 そこには、たくさんの手間と技術と想いが込められています。
それを、ただ在庫のように積み重ねてしまうと、形も崩れます。 色移りすることもあります。 何より、せっかく丁寧に作られたグラブが、雑に見えてしまう。
だから、スポーツショップ古内では、できるだけ一つひとつのグラブが綺麗に見えるように並べています。 それは、お客様への姿勢でもあり、職人さんへの敬意でもあると思っています。
家業を継ぐということ
今回の取材では、家業を継いだ原点についてもお話ししました。
僕が最初にお店を手伝ったのは、小学生の頃でした。 父から「サッカーのセールを手伝いなさい」と言われて、売り場に立ちました。 そのとき、お客様から「ありがとう」と言ってもらえたことが、とても嬉しかったのを覚えています。
祖母からは、よく「親孝行をしなさい」「世の中のお役に立てる人になりなさい」と言われて育ちました。 今になって思うと、父や母が続けてきたお店を次の時代につなぐことも、 自分にとっての親孝行なのかもしれません。
スポーツショップ古内は、僕一代でできたお店ではありません。 父の代、母の代、そしてその前から積み重ねてきた信用があります。 昔から来てくださっているお客様がいて、そのお客様がお孫さんの道具を選びに来てくださることもあります。
そういう姿を見るたびに、このお店は単なる小売店ではなく、 地域の記憶の一部でもあるのだと感じます。
「一本桜」のようなお店を目指して
最近、スタッフにもよく話している言葉があります。
うちの会社は一本桜だ。
魅力のある一本桜には、人が自然と集まります。 桜が綺麗に咲いていると、人は見に来ます。 写真を撮ります。 誰かに教えたくなります。 また来年も見たいと思います。
お店も、そういう存在でありたいと思っています。 派手な広告だけで人を集めるのではなく、価格だけで選ばれるのでもなく、 「あのお店に行くと、ちゃんと相談できる」 「あのお店で選ぶ時間が楽しい」 「また行きたい」 そう思ってもらえる場所でありたい。
そのために必要なのは、特別なことばかりではありません。 毎日の掃除、グラブの並べ方、お客様への声かけ、修理の丁寧さ、スタッフ同士の言葉遣い。 そういう一つひとつが、お店の空気を作っていくのだと思います。
取材を受けて、改めて感じたこと
今回、経道さんに取材していただいて、改めて感じたのは、 僕たちが日々やっていることは、決して特別なことばかりではないということです。
グラブを綺麗に並べる。 お客様の話を聞く。 修理をする。 掃除をする。 スタッフと話す。 地域の活動を支える。
一つひとつは、日常の仕事です。 でも、その日常の積み重ねの中に、お店の姿勢が表れるのだと思います。
今回の記事は、そんな自分たちの歩みを、外から見ていただいた記録のようにも感じています。
経道さん、このたびは丁寧に取材していただき、本当にありがとうございました。
スポーツショップ古内は、これからも「相談したくなる運動具店」として、 野球を頑張る子どもたち、保護者の皆さま、地域のスポーツに関わる皆さまのお役に立てるお店でありたいと思っています。
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