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バットの選び方・種類・規格

バットを長持ちさせる使い方は?素材別の打撃面の注意(特に、ウレタン系バットをバッティングセンターで使わないで!)

バットを長持ちさせる使い方は?素材別の打撃面の注意(特に、ウレタン系バットをバッティングセンターで使わないで!)

スポーツショップ古内 店主 古内克弥

札幌市南区の野球専門店「スポーツショップ古内」店主・古内克弥です。

「せっかく買ったバット、できるだけ長く使いたい」——よくいただくご相談です。実は、素材ごとに“打ってはいけない面”があって、そこを知っているだけで寿命がぐっと変わります。

▼ 先に結論

バットを長持ちさせるコツは「弱い面で打たない」こと。ウレタン系はつなぎ目を避ける、木製はロゴ面とその裏面を避ける、金属・カーボンは全面を満遍なく使う「回し打ち」。そしてバッティングセンターでマイバットを使わない——これだけで寿命が大きく違います。

まず気をつけたい『バッティングセンター』

意外と見落とされがちなのが、バッティングセンターでマイバットを使うことです。バッティングセンターのボールは、ふだんの軟式球より硬い特殊球が使われていることが多く、打つたびにバットが大きく傷みます。劣化のスピードはかなり早く、新品が短期間で使えなくなってしまった例もあるほどです。

このため、バットのメーカー側もバッティングセンターでの使用は推奨していません。練習はとても大切ですが、大事なマイバットを長く使いたいなら、バッティングセンターでは備え付けのバットを使うのが安心です。

素材別・打ってはいけない面の目安

素材 避けたい面・打ち方
ウレタン高反発
(複合バット)
打撃部の被膜のつなぎ目。ここで打ち続けると剥がれて破損しやすいので、つなぎ目を避けて打つ。
木製 板目の面(多くはロゴ面)とその裏面。柾目の面のほうが反発が高く折れにくい。
金属・カーボン 面による差はないが、一点集中はNG。全面を満遍なく使う「回し打ち」が長持ちのコツ。

ウレタン高反発バットは『つなぎ目』に注意

近年人気のウレタン高反発バット(複合バット)は、打撃部にウレタンの被膜があります。この被膜にはつなぎ目があり、同じつなぎ目の位置で打ち続けると、そこから剥がれて破損することがあります。

ミズノ ビヨンドマックスシリーズや、SSK MMシリーズ、marucci ワニクラッシャーシリーズなど、各社からいろいろなウレタン系バットが出ていますが(いずれも一例です)、共通して言えるのはつなぎ目を避けて打つということ。バットによっては、つなぎ目の位置に印が付いているものもあるので、購入時に確認しておくと安心です。

木製バットは『木目』で打ち方が変わる

木製バットには、表面の木目に柾目(まさめ)板目(いため)があります。

  • 柾目=細かい縦線が並んで見える面。反発が高く、折れにくい。こちらで打つのが基本。
  • 板目=木目が山型・波型に見える面。年輪が剥がれて折れやすく、折れた時に破片が飛散しやすい。

多くの木製バットはロゴ面が板目になっています。そのため、ロゴ面とその裏面を避けて打つと覚えておくと分かりやすいです。なお、メイプル材については「板目のほうが反発が高い/変わらない」と両方の意見があり、ロゴの位置もメーカーによって異なります。それでも、ロゴ面とその裏面以外で打つのが望ましいという点は共通しています。

金属・カーボンは『回し打ち』で長持ち

金属バットやカーボンバットは、どの面で打っても反発や耐久性は基本的に同じです。ただし、同じ一点ばかりで打ち続けると、そこだけが先に傷んでしまいます

そこでおすすめなのが、バットを少しずつ回しながら、全面を満遍なく使う「回し打ち」。塗装の剥がれが一箇所に集中していたら、打つ面が偏っているサインです。たまにバットを見て、傷みが一点に偏っていないかチェックしてみてください。

よくある質問

Q. どうしてバッティングセンターで使うとダメなの?

A. バッティングセンターのボールはふだんの軟式球より硬い特殊球が多く、打つたびにバットが大きく傷みます。劣化が非常に早く、メーカーも使用を推奨していません。マイバットを長持ちさせたいなら、備え付けのバットを使いましょう。

Q. 木製バットのロゴはどう使えばいい?

A. 多くの木製バットはロゴ面が板目(折れやすい面)です。ロゴ面とその裏面を避け、柾目の面で打つのが基本です。メイプルなど例外もありますが、迷ったら「ロゴ面とその裏面以外で打つ」と覚えておけば大丈夫です。

Q. ウレタンバットが破損したら直せますか?

A. メーカーによっては、ウレタン部の修理・交換に対応している場合があります。お持ちのバットがどう対応しているかも含めて、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

バットを長持ちさせる秘訣は「弱い面で打たない」こと。ウレタン系はつなぎ目を避け、木製はロゴ面とその裏面を避け、金属・カーボンは全面を使う回し打ち。そしてバッティングセンターではマイバットを使わない。素材ごとのクセを知っておけば、大事な一本をぐっと長く使えます。

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スポーツショップ古内 店主 古内克弥

古内克弥(ふるうち かつや)

札幌市南区の野球専門店「スポーツショップ古内」店主。野球用品メーカーでの勤務を経て、地域の野球少年・保護者・学生・社会人の道具選びをサポートしています。「売ること」よりも「その人に本当に合う道具を一緒に考えること」を大切に、グラブ・バット・メンテナンス用品まで、野球用品全般のご相談に応じています。

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